<第3話>将来の進路


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「ふう…今日はもう終わりにしとくか…」

JUNさんとの遭遇から1週間。

あの後、JUNさんに「模試の分析をしなきゃダメだね」と言われ、模試の結果をもう一度よく見直してみた。

すると、色々なことが分かった。

まず、模試で出て来た問題で間違ったところは、自分がまだ力を入れて勉強していない分野の「英作文」だったりとか、十分に勉強はしていないのだけど今後勉強する予定のところであるケースが多かった。

ということは、今の時点で解けていなくても何の問題もないということだ。

「戦略上、今点数が取れない問題もある。それは戦略なんだから別に気にすることはない。想定の範囲内」

というJUNさんの言葉通り、ある意味今回の模試の結果は「想定内」だったと言える。

もっともっと見ていくと、単純に暗記をするだけで解けるような問題を落としていたのだけど、これまでの勉強は「理解」に力を入れていたわけだから取れなくて当然。

「取れなくて当然のものを『今』取れないからと言って、落ち込む必要ある?」

ない。ただ単純に結果だけを見て、その表面的な結果に落ち込む。

形式に傾いたモノの見方。これは、非常に馬鹿らしいこと。

自分には分析が圧倒的に足りなかった。

「やっぱ…受験勉強はやり方次第…か」

ドンドン!ガチャ!

「ねえ?聞いてる?ご飯できたってば!!俺が全部食べちゃうぜ!」

弟の亮が入ってきた。ああ、飯か。

「ああ、聞こえてなかった。行くよ」

家族は四人。高校三年生の俺(翔)と、高校1年生の亮、母と父。基本的にいつも家族でご飯を食べる。

「翔、勉強の調子はどうだ?」

「まあまあ…かな」

「模試の結果は良くなかったんだろう?」

「それは、想定の範囲内なんだよ」

こんなことを言っても理解してくれる父ではないことは分かっていた。

「何が想定の範囲内だ。とにかく、結果を出しなさい。でないと、志望校変更だって考えないといけないぞ。分かってるんだろうな?」

「分かってるよ」

「浪人させる余裕なんか、ないんだからな」

最近アベノミクスだかとか何だとかで世間の景気は上向きらしい。しかし、父さんの会社は全くそんなことはない。

ついこの間も、大量のリストラが行われた。何とか父さんはクビにならずにすんでいるが、給料はなかなか上がらない。

出世も通常から考えると遅れているらしい。たまに、イライラして帰ってくることもある。子供ながらに、感じることはある。

母さんは働いておらず専業主婦なのだが、ときどき、チラシの束の一番上に「求人情報紙」があることは知っている。

今のご時世、どこだってそう楽ではないんだ。

「ところでお前、将来はどうするんだ?」

「今考え中だよ」

「できる限りいい会社に就職することだ。そのために、今勉強しているんだからな」

父さんは、バリバリの昭和型思考の人。本とかは読まないし、ネットもほとんど使えない。

受験勉強に対しても、将来に対しても、終身雇用、年功序列を信じ、大企業が良いと考えている。

それはおそらくこれまでの経験から来る考え方なのだろうけど、これまでと同じような考え方が次の時代に通用するかは分からないし、どんどん時代は変わってきている(って本に書いていた)。

一度、そんなことも父に言ったことがあるが、「子供が何を言っているんだ」と一蹴。

まあ、そうなることは分かっていたけれど。

そして、そこまで自分の意見に自信を持っているわけでもない。

俺は、何がしたいんだろう。

そうやってたまに自分に問うこともあるが、答えは見つからない。

今まで、自分のやりたいことなんて考えてこなかった。

普通に生きて、友達と遊んで、旅行なんかにも行って、それなりの会社に勤めて、当たり障りのない生活をして、普通に家庭を持って、できれば寿命で死ぬ。

そういう風に考えていた。そして、今もそれが特に悪いことではないと思う。そういう生き方も、ありなんだとは思う。

でも、どこか物足りなさを感じる自分がいることも、事実。

もっと何かができるのではないだろうか。

自分は、どう生きたいのだろうか。どういう人生にしたいんだろうか。

最近、そういうことを考えるようになった。

自分では分からなくなって、一度周りに相談してみようと思ったが、「え?」という顔をされたので、そこで話題を変えた。

自分は少しズレているのかもしれない。そう思った。

そんなときに、友達からJUNさんのブログを紹介してもらった。最初はよく分からなかった。誰だよ。

ただ、読んでいるうちに何となく自分の今考えていることとリンクするような内容が書かれていることが分かった。

コメント欄を見ても、何となくみんなの悩んでいることが分かる気がするというか。似たようなものを持っているというか。

それが、新鮮だった。

「ん…?修司か…」

JUNさんのブログを紹介してくれたのは、修司だった。

ということは、修司も同じような感覚を持っているのかもしれない。

メールしてみるか。

スマホを取り出し、メールを打つ。

『今日今から、空いてる?』

5分後、修司からメールが返ってきた。

『今日は、バイト。明日の夜は?』

『OK。明日の夜、会おう』

『りょーかい!』

受験生だけど、バイトしてんのか。そういや、あいつの家、母子家庭だったような…。

今のご時世、どこだってそう楽ではないんだ。

何となく、修司のことを考えながら気づいたら眠ってしまっていた。

そのときは、修司がどういう状況なのか、全然分かっていなかった。

 

続く

 

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<第3話>将来の進路」への4件のフィードバック

  1. まつやん

    小説風の記事すごく面白いです!
    長期連載お願いします(笑)

  2. iPhone5S

    受験の諦めどきはいつぐらいですか?
    大阪市立大学を目指している高3文系です。
    センター試験で7.5割くらい必要なんですが8月のマーク模試では6割しかとれませんでし た。これからは2次試験 の勉強もしなくてはならないと聞いているのですが、もう諦めて私立に変えたほうがいいですか。私立を専願にしたら3科目に減ります。
    回答よろしくお願いいたします。

  3. あい

    小説、とてもおもしろいです!
    私も、模試の成績が思っていたより悪く、
    結構落ち込んでいました。
    でも、分析不足だったことを知り、
    記事を読んで元気が出ました!

    いま、主人公と同じような状況で、
    主人公が親に言われたことと
    私が親に言われたことも似ていて、
    ちょっとびっくりしました。笑

    ありがとうございます。
    続きが楽しみです!

  4. 金太郎飴

    模試の結果に一喜一憂せず、淡々と冷静に勉強できるコツを教えてください

    どんな状況でも淡々とできるには?

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