本当は医者になりたくないのでは、と悩んでいます


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毎日毎日、ブログやメルマガを読んでくださっている方から相談メールが届いています。

最近はその数も増え、残念ながら全員にメールを返すことはできていないのですが、今日は一つの相談を取り上げてみたいと思います。

以下の内容です。

『こんにちは。メルマガでいつもお世話になっている、○○と申します。

今回は少し相談があります。

私は実は受験生ではなく、今年(2013年)国立大医学部に入学した1年生です。

今、専門科目は生化学という科目を中心にしたものしかやっておりません。(そういうカリキュラムです)

生化学や細胞生物学は、確かに医学と関わりはあるのですが、私が元来興味を持っていた、疾患や治療などはほとんど含まれません。

かつ、複雑であることも一因となって、これらの科目に対してやる気が出ません。

勿論これらの科目をこなさなければ、進級できません。

医師になるという夢や、疾患や治療への興味は薄れていないはずなのですが、

それを実現するための嫌なこと=現在の生化学に対してやる気が出ないので

実は自分は、大して医師になりたいとは思っていないのではないかと考え始めました。

ですが、それ以上のやりたいことや夢はないし、私は何がしたいんだろうと深く悩んでいます。

やらなければならないことをどうしてもやることができない自分がすごく腹立たしいのに加え、

中学から目指してきた医師という夢が、自分の中でこんなに小さなものだったのかという思いで足元が崩れていく感じです。

今私は路頭に迷っています。

やるべきことができない、ってなんでなのでしょう。やりたいことが見つからないって、どうしたらいいのでしょう。』

はい。回答していきます。

この相談で最も核になる部分を取り上げます。それは、ここ。

「嫌なこと=現在の生化学に対してやる気が出ないので、実は自分は、大して医師になりたいとは思っていないのではないかと考え始めました」

ここです。

ここが、問題の核心部分になります。

この問題については受験コーチングプログラムでも取り上げたことがあるのですが(受験勉強にも関係あり)、

人は原因と結果について、大きな思い違いをしています。

この方のケースでは、

本当は医者になりたくないから、生化学が嫌いなのではないか

と考えてしまっていますが、そうではありません。逆です。

要は、こういう心理的な流れになっています。

生化学が嫌いで、やりたくない。

単純にこの思いがあるわけです。本質的には、ただそれだけの問題です。

おそらくすごく悩まれているのだと思いますが、私から見れば「生化学が嫌い」というただそれだけの問題。

しかし、医学部に合格したということは努力家な方だと思われます。知性もあり、プライドも比較的高いのかな、と。

そうすると、努力できない自分のことは許せないし、認めたくない。努力できない自分はおかしい。

このとき、原因と結果を逆にしてしまうのです。

そもそも自分は医者になりたくないから、生化学の勉強ができないんだ、嫌いなんだ

という思考を生み出します。

行動できない自分を正当化する理由として「医者になりたくないのでは」と考え、行動できない自分を納得させようとしているのではないかと思われます。

例えば、好きな人ができた。アタックした。無理そうだ。

そうなると人は、「そもそもあの子のことが好きではないのかもしれない」と考え始めたりします。

これは、「付き合うことができない」という現実によって傷つきたくないがゆえに持ち出してきた、『後づけ』の理由です。

受験勉強していた。志望校に届きそうにない。

そうすると人は「この大学に行く必要はあるのか?」「受験勉強に意味はあるのか?」と考え始めたりします。

全て、後づけの理由です。

「志望校に届きそうないと分かって」「伸びないという現実にぶち当たって」から、そういうことを考え始めるという事実がそのことを物語っています。

行動したくない、という単純な思いが先にあって、その理由を後から考え、好きなことやりたいことなら努力できるはずだという思考も手伝って、「やりたいことではないからできないんだ」と考える。

そして、進路を変えたりする。

しかし、こういう人はどこに行ってもその思考を生み出し、大事な場面、ここぞという場面でまた方向転換をします。

恋愛でも、受験でも、進路でも、就職でも、何でもそうです。

そしてこれは、現代社会を生きる若者にとても多く見られる思考形態です。

私は人間の心について相当学び、考えてきましたが、人間の心は一歩間違うと人生を大きく変える行動を安易に取ってしまいかねません。

それも、自分の本心とは全く違う方向に、です。

だからこそ、よく自分のことを知ってほしいと願うのですが、

たとえ好きなこと、なりたいものを目標にしていても、嫌いなことは出て来ます。

全てが好きなこと、ということは基本的にはありません。

なりたいこと、好きなことをやっていれば、人生の全てがバラ色で、やりたいことで、ということは現実にはない。

お医者さんの勉強であれば、好きなもの嫌いなもの、あって当然でしょう。当たり前のことです。

全てを好きであるべきだ、なりたい職業なら全てが好きなはず。

その固定観念が、自分を苦しめます。そうやって全か無か、といった思考をしているがゆえに、柔軟に考えることができなくなるのです。

解決策としては、今回の問題は単純に「生化学が苦手で嫌い」というだけの問題だと思われるので、

時間をかけ、先生や友達の手も借りながら、地道に少しずつクリアしていくことをお勧めします。

著書にも書かせていただきましたが、「できる分かるが好きを育てる」です。

まさに今、これとは逆の状況が生まれています。できない分からないからこそ、嫌いなのです。

自らの目標を達成するために通る道であるならば、興味を持とうという意識を持ち、少しでもいいから理解しようとしてください。

やる気が出なくて当然だ、くらいの気持ちになると取り組むことができるのではないか、と思います。

以上です。

もし何か相談、お問い合わせがある場合は、mail@junmethod.comまで。

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本当は医者になりたくないのでは、と悩んでいます」への2件のフィードバック

  1. お団子

    できないという事実があるからこれは自分の本当の目標ではないのではないかと思い込んでしまうこともあるのですね。
    一方でやる気が出ないのはそれが自分の本当にやりたいことではないからだ、ということもある。
    自分の感情、状況を冷静に分析して何が行動、やる気の妨げになっているのかを考える必要があるなと思いました。
    やる気の妨げの要因が自分の能力不足に起因するのか、根本的にやりたいことに反しているのか、しっかり考えて自分の進む道を決めなければならないなと感じました。
    考えさせられる記事でした。

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