ビリーフと自分との対話の関係


1日のうちで一番コミュニケーションをとる相手とは一体誰となんでしょう。

それは、他の誰でもなく、自分自身とです。

人は1日3万回思考するそうですが、自分との対話とは無意識のうちに大量に行っています。

無意識のうちに、です。

これが少々やっかいで、普通人は自分との対話においてプラスとマイナスの両方を扱います。

そして、悩むことや落ち込むことが多い人というのは、マイナスな対話が圧倒的に多いのです。

しかも、多くの人はそれが原因で自分の気分が沈んでしまっていることに気がつきません。

それは無意識に行われていることだからです。

自分以外の何かが変わることによって、自分は元気になると思っているのです。



あの人がもっと私に親切にしてくれたら



あの人が自分を好きになってくれたら



もっとお金があったら

それでは多くの場合、問題は解決しません。

なぜなら、基本的に変えることができるのは自分だけだからです。



相手は変わるものなのです。変えるものではありません。

結局、自分自身の、人生に対する解釈を変えるか、行動を変えるかしかないのです。

そのときに大事になるのが、自分自身との対話です。

人は無意識のうちに、自分に対して、

できない



無理だ



俺はここまでだ

と語りかけています。

限界を自分で作り上げます。

NLPにおいて、ビリーフ(信念、思い込み)と呼ばれるものです。

この「自分はここまで」というビリーフは非常に強力で、現実はそのビリーフ通りになります。


例えば、これは私が生徒のために作った勉強法に関するレポートにも書いた内容なのですが、

自分はせいぜい60点を取れるほどの人間でしかない

と思っていると、実際に、60点を取ることになります。

なぜなら、人はビリーフ通りの行動をとるからです。

その人がたとえ自分では努力しているつもりであっても、所詮は60点をとる努力でしかなくなってしまうのです。

人は、自分の思い込みに縛られて生きています。

その思い込みを変えていかないことには、決して人生は変わりません。

少し話しはそれますが、私が塾講師としてめざす理想のカタチとして、このビリーフの書き換えがあります。



生徒の多くは、自分の成績に関して、ビリーフを持っています。

自分の成績はこのくらい

というビリーフです。

そして、それはなかなかに強固です。

さらに、勉強が出来たか出来なかったかということは、その子のセルフイメージに大きな影響を与えます。

勉強ができないと、自分のことを優秀だと思えない、ということが実際に起こるです。

現実はそうじゃありません。学校の成績が良いからといって頭がよいとは限らないし、成績が悪いからといって優秀でないことにはなりません。

現実にはそうなのですが、実際問題として、勉強ができるかできないかということはその子のセルフイメージに大きな影響を与えます。

そして、それはビリーフとなります。

そうして、だんだんと大きな目標や夢を持たない、いや持てないようになってゆくのです。

そうならないためには、やればできるんだ、という実感を与えてやること。

成功体験を与えてやることが絶対に必要なのです。

今まで持っていたビリーフを勉強で成果を出すことによって書き換えてゆく。

これが塾講師としてのひとつの理想でもあります。

話を戻しましょう。

結局、人は自分自身との対話を通じて、セルフイメージを作り、ビリーフ(思い込み)を強化します(実際はビリーフの形成はもっと複雑で、ここまで簡潔なものではありません。例えば、ビリーフの形成には他者も多大な影響を与えます)。

マイナスなセルフイメージや思い込みは、マイナスな現実しかもたらさないので、これは非常に重要な問題になります。

そういったマイナスは現実を引き寄せないために必要なのは、

自分との、プラスの対話です。

今まで勝手に自分に限界をつくり、そしてその通りの現実を生み出してきたことに気づき、そういった「限界を作る対話」をやめることです。

自分にはできない、という信念を書き換えてゆくことです。

これに根拠はいりません。

模試でA判定が出たから、とかそういった事実は必要ありません。

それは私が言いたいこととは、論理が逆です。

現実に、自信を持てるような客観的な数字があるから、自分とプラスの対話ができるのではありません。





自分とプラスの対話ができるから、自信を持てるような客観的な数字を出すことができるのです。



まず、プラスの対話ありきなのです。

このことをよく考えていただきたいのです。

根拠はいらない、のです。

自分自身との対話において、どういう対話を行うのかということが、実は非常に大切なのです。

JUN

ビリーフと自分との対話の関係」への2件のフィードバック

  1. ゆき

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    最近このブログを読ませてもらってます。私は高3の受験生で私の学校では期末試験が終わり12月からは早速センターに向け毎日センター形式のテストを受けている状況です。そこで今日の日記を思って気付かされました。私は自分自身との対話でマイナスなことばかり言っています。確かにそのせいでどんどん自信を無くし気持ちが落ち込みます。この日記を読まなかったらずっとセンターまで引きずっていたと思います。本当にありがとうございます。このブログと出会えて良かったです。今から何事にもプラス思考で、気持ちを入れ替えていこうと思います!

  2. 京大塾講師JUN~勉強は人格を磨き、人生を変える~

    SECRET: 0
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    >ゆきさん
    この記事が役に立てたなら、すごく嬉しいです。
    受験というものにマイナスな気持ちはつきものですが、それにとらわれていては前に進めません。
    前に進まなければ、目標に届きません。
    結局、マイナスな気持ちにとらわていても仕方がないのです。
    プラスにいくしかない。
    プラスの気持ちでいよう、というのは口で言うより難しいものです。
    しかし、受験を通じてそういう感情のコントロールというものを身につけることができたら素晴らしいですね!
    JUN

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